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照明用語集

あかり選びの際に、知っておきたい用語をまとめています。
照明選びの際に出てくる難しい用語。よく目にする機会はあるけれど、どういう意味かよく分からない言葉ってありますよね。
ここでは、照明選びの際に、ご参考にしていただきたい用語について説明します。

器具編

光の色を表す用語

名称 記号 意味
色温度 K(ケルビン) 光源の光色を数値で表したものをJIS Z 9112:2019 で規定されています。
青みがかった光ほど数値が高く、赤みがかった光ほど数値が低く表わされます。
光色を切替えできる調色タイプの製品もございます。

光の量を表す用語

名称 記号 意味
光束
(全光束)
lm(ルーメン) 光源から、全ての方向に放射される光の量を表します。

色の見え方を表す用語

名称 記号 意味
平均演色
評価数
Ra(アールエー) 光に照らされた時、その物体の色の見え方に及ぼす光源の性質のことを演色性といいます。また、演色性を数値に表したもので、色の見え方(再現性)を示す指標のことを平均演色評価数といい、数値の高い方が色の見え方(再現性)が優れているとされます。

消費効率を表す用語

名称 記号 意味
固有エネルギー
消費効率
lm/W(ルーメン毎ワット) 消費電力1W あたり、どれくらいの明るさを引き出せるかを表わす数値です。この数値が大きいほど、エネルギー消費効率のよい、より省エネな照明器具といえます。



なお、蛍光灯照明器具のエネルギー消費効率と、LED 照明器具の固有エネルギー消費効率の値は、算出式が異なるため、そのまま数値の単純比較はできません。

光源の寿命を表す用語

光束維持時間 一般的に照明器具は、照明器具の本体や内部搭載商品の劣化により耐用年限に至ります。また交換部品であるランプは、光束の低下や光色の変化などにより耐用年限に至ります。耐用年限に至る要因は複数ありますが、設置された場所の周囲温度、電源電圧、点灯時間、ご使用方法などにより大きく影響を受けます。LED照明器具も同様に、内部搭載部品の故障や、LEDモジュールの不点灯などもありますが、多くは搭載するLEDモジュールの光束低下により寿命に至ります。そのため、LEDモジュールが実用的に十分な明るさを維持している期間を”光束維持時間”*とし、有効に利用できる期間の目安(例:光束維持率70%、光束維持故障率50%)として表記しています。
*従来のカタログでは光束維持時間を光源寿命として表記していました。また、光束維持時間は、LED照明器具の保証期間ではありません。
ランプ寿命 LED光源以外の光源を使用する照明器具、またはLEDランプを使用する照明器具についての光源寿命を表します。

ランプ編

名称 記号 意味
光束 ℓm(ルーメン) ランプから放射される光の量を表します。 照明用語集:イメージ1
光度 cd(カンデラ) 光の強さ(ある方向の単位立体角内に放射される光の量)を表します。
照度 ℓx(ルクス) 単位面積当りの光の量(光束)を表し、その場所の明るさを表します。
照明の基本となるもので、照度基準としてJIS規格が制定されています。
輝度 cd/㎡,nt
(カンデラ/平方米)
(ニト)
ある方向から見た物の輝き(単位正射影面積よりある方向に向かう光の強さ)を表します。
照度が単位面積当たりにどれだけの光が到達しているのかを表すのに対し、輝度はその結果ある方向から見たときどれだけ明るく見えるかを表します。
波長 nm(ナノメートル) 電磁波の一周期の長さ。nmは1mの10億分の1(10 -9 m)の長さを表します。
色温度 K(ケルビン) ランプの光色を決定する特性で色温度が高ければ青白い光色、低ければ赤味がかった光色となります。
演色性   ランプで照明された物の色を実際にどう見せるかという性能を演色性といいます。
平均演色
評価数
Ra 色の再現性の忠実度を表した指数です。この数値が100に近いほど、色がより自然に見えますが、実用上80以上であれば満足されるものだと言われます。(JISZ8726(光源の演色性評価方法)に規定されています。)
定格ランプ電力 W(ワット) ランプに表示されたり、カタログなどで公表されているランプの消費電力。
(ランプの)効率 ℓm/W
(ルーメンパーワット)
ランプの全光束をその消費電力(ランプ電力)で割った値。
平均寿命 h(時間) ランプが点灯しなくなるまでの時間、あるいは明るさが最初の値(100時間点灯後)の70%(一部品種60%)に低下するまでの時期のいずれか短い方を測定した際の平均値。
定格平均寿命
定格寿命
h(時間) 規定の試験条件で得た多数のランプの寿命の平均値でカタログなどで公表されている寿命。
初期特性   光源を点灯初期において特定の条件で点灯したときの全光束、電流などの特性。
電流 A(アンペア) 放電ランプの安定動作における電極間に流れる電流。
電圧 V(ボルト) 放電ランプの安定動作における電極間にかかる電圧。
配光曲線   光源から出ている光がどの方向にどれだけの強さで出ているかを表したもの。 照明用語集:イメージ2
ビーム角
(ビームの開き)
  集光の程度を表すのに用いる定義で、中心光度(最大光度)の1/2の光度になる左右2点と光中心を結ぶ角度のこと。
ビーム光束 ℓm(ルーメン) ビーム角内の光束のこと。
中心(最大)
光度
cd(カンデラ) 反射形電球などの投光照明用ランプで、配光曲線上で最も大きな光度を最大光度で表します。